輝き出る
かがやきでる
動詞
標準
文例 · 用例
私はその頭・背から輝き出る毫光を感じました。
— 折口信夫 『延若礼讃』 青空文庫
ほんとうの歓待には心の奥から輝き出るものがあり、それはなんとも言い表わすことができないが、そくざに感じとれるもので、初対面の人もたちまち安楽な気持ちになるのである。
— ワシントン・アーヴィング Washington Irving 『クリスマス・イーヴ』 青空文庫
その時にこそその個性は、天上天下に唯一なるものとして、最奥の根拠から輝き出るであろう。
— 和辻哲郎 『日本精神史研究』 青空文庫
そして彼等が経験した心の親交は大したもので、バックが一心に見ている力に惹かれて、ジョン・ソーントンが頭をめぐらし、ものも云わずに凝視をかえしたが、その眼からは、バックの心が輝き出ていたように、彼の心が輝き出ることがしばしばであつた。
— THE CALL OF THE WILD 『荒野の呼び声』 青空文庫
神の恩恵により、我が聖潔はたしかに旭日のごとく輝き出る日が来るであろう。
— 矢内原忠雄 『キリスト教入門』 青空文庫
(ウェルギリウス) もしこの神の光がいくらかでも我々にとどいていれば、それは我々のいたる所に輝き出るであろう。
— ESSAIS DE MONTAIGNE 『モンテーニュ随想録』 青空文庫
されば今晩かなしげに、かうして沈んでいる僕が、輝き出でる時もある。
— 中原中也 『酒場にて』 青空文庫
さて、輝き出でるや、諸君は云ひます、「あれでああなのかねえ、不思議みたいなもんだねえ」が、冗談ぢやない、僕は僕が輝けるやうに生きてゐた。
— 中原中也 『酒場にて』 青空文庫