苦っぽい
にがっぽい
形容詞
標準
bitterish
文例 · 用例
女中は、まだオドオドしながら、「一度かけましたんですけれど、お話し中でお待ちしている内に、今の方から、お電話がございましたので……」と、相すまなそうな女中の云い訳を、背中で聴き流しながら、二階の部屋へ帰って来ると、綾子夫人は、もう一度鏡の前に、苦っぽい笑いを浮べて、腰をかけた。
— 菊池寛 『貞操問答』 青空文庫
友子はあっけにとられた顔をしているし、みほ子は苦っぽい涙が鼻の髄を刺すようで居堪まらない気持になった。
— 宮本百合子 『道づれ』 青空文庫
理髪屋の碌三は、鋏を鳴らしながら後つきの工合を眺めていたのだが、成程ねえ、と感服したように唸って、やがて、ハッハッハと苦っぽい笑いかたをした。
— 宮本百合子 『昔の火事』 青空文庫
お綱は、冷えた茶をグッとすすって、苦っぽい笑みでお十夜の剣幕を斜めに冷視した。
— 江戸の巻 『鳴門秘帖』 青空文庫
作例 · 標準
この薬は少し苦っぽいが、効果は確かだ。
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彼の表情は、何かを諦めたかのように苦っぽかった。
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炒めた野菜は少し苦っぽい味になったが、それはそれで美味しい。
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