東奥
とうおう
名詞
標準
文例 · 用例
三月は斎藤九郎兵衛が京都から浅野長政等の書を持って来て、いよいよ関東奥羽平定の大軍が東下する、北条征伐に従わるべきである、会期に違ってはなりませぬぞ、というのであった。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
枳園の書した最初の詩は「熊板君実将帰東奥、臨別贈以一律。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
折柄秀吉は関東奥羽へ東征中で、聚楽の第に会見したのは十一月七日である。
— 菊池寛 『碧蹄館の戦』 青空文庫
(11)この話はおもに土地の口碑と、それから東奥古伝という本で見た。
— 佐々木喜善 『東奥異聞』 青空文庫
この白鬚の巨人も、この山の主(東奥古伝)。
— 佐々木喜善 『東奥異聞』 青空文庫
いまその伝説をわが奥州地方に求めると、自分の手近にある東奥古伝という写本に、稗貫郡高松(1)という所の山に、高松という孤松一樹ありその高さ虚空に聳え重葉四隣を蔽うた。
— 佐々木喜善 『東奥異聞』 青空文庫
東奥六郡を占有して、王師に抗せし安倍貞任の祖先のごとき、またその一なるべきか。
— 喜田貞吉 『武士を夷ということの考』 青空文庫
いかに東奥の夷狄とはいいながら、かなり馬鹿にしたものではないか。
— 喜田貞吉 『奥州における御館藤原氏』 青空文庫