較々
較々
名詞
標準
文例 · 用例
ちよつと見ると、それは大人を小馬鹿にしてゐるのだとしか思へないので――今までもそれを悪摺れのせゐにしてゐたものだが、それの間違ひであつたことが、較々感づけて来た訳だつた。
— 徳田秋声 『チビの魂』 青空文庫
加之較々完全に近かつた雅典の人間より、遙かに完全に遠かつた今の我々の方が、却つて/\大なる希望を持ち得るではないか。
— 石川啄木 『葬列』 青空文庫
較々霎時して、自分は徐ろに其一片の公孫樹の葉を、水の上から摘み上げた。
— 石川啄木 『葬列』 青空文庫
加之、較々完全に近かつた雅典の人間より、遙かに完全に遠かつた今の我々の方が、却つて/\大なる希望を持ち得るではないか。
— 石川啄木 『葬列』 青空文庫
較々霎時して、自分は徐ろに其|一片の公孫樹の葉を、水の上から摘み上げた。
— 石川啄木 『葬列』 青空文庫
繁の気色の較々動いたのを見たのであらう、お夏は慌しく三度口紅をつけた。
— 石川啄木 『葬列』 青空文庫
しかれどもこれみな反訳にあらざれば雑説のみ、較々著述の体を具えたるものは本篇をもってはじめてとなす。
— 陸羯南 『近時政論考』 青空文庫
随つて斯る境地の読書は決して閑却すべきでないが、併し較々異例であるから、これらは八境の外に置くことにした。
— 市島春城 『読書八境』 青空文庫