炉形
ろけい
名詞
標準
文例 · 用例
」 小杯は朱塗のちょっと受口で、香炉形とも言いそうな、内側に銀の梅の蒔絵が薫る。
— 泉鏡花 『薄紅梅』 青空文庫
印章には、額形、香炉形、鼎形、宝珠形、墨形の五種類ぐらいが今までの遺作に発見されている。
— 吉川英治 『随筆 宮本武蔵』 青空文庫
平七が歸つてから、父は大きな抽斗附の煙草盆を提げて、ヨタ/\と臺所へ來て、丸爐形の大きな置火鉢の横に坐つた。
— 上司小劍 『父の婚禮』 青空文庫
土瓶形、香爐形、洋人が百圓宛で買つたらうか。
— 末吉の貝塚 『探檢實記 地中の秘密』 青空文庫
此所は先年、幻翁が、香爐形其他の大珍品を出した遺跡の續きなので、如何にも有望らしく考へられたのである。
— 馬籠と根方 『探檢實記 地中の秘密』 青空文庫
幻翁の言に由ると、香爐形の出た層と同一だといふ。
— 馬籠と根方 『探檢實記 地中の秘密』 青空文庫
今日は香爐形以上の珍品を掘出したいと力味かへつて居ると、余は磨石斧を其燒土の中から掘出した。
— 馬籠と根方 『探檢實記 地中の秘密』 青空文庫