一番星
いちばんぼし
名詞
標準
first star of the evening (esp. Venus)
文例 · 用例
「――今月のプラネタリュウムの話題は、星の旅、世界一周でございます」 こんな意味の女声のアナウンスが終ると、美しい音楽がはじまり、場内はだんだんに黄昏の色に染まって、西の空に一番星、二番星がぽつりと浮かび、やがて降るような星空が天井に映しだされた。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
」 こんな意味の女声のアナウンスが終ると、美しい音楽がはじまり、場内はだんだんに黄昏の色に染って、西の空に一番星、二番星がぽつりと浮かび、やがて降るような星空が天井に映しだされた。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
このようにして得られた速度の数例を挙げてみると、毎秒キロメートルを単位として、ヴェガが一〇、ケンタウル座のアルファ星が二三、カペルラが三五、白鳥座の六一番星が六〇、アルクトゥルスが四〇〇という数を示す。
— スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 『宇宙の始まり』 青空文庫
然るに八十八人目の姨を喰ふてしまふた時、ふと夕方の一番星の光を見て悟る所があつて、犬の分際で人間を喰ふといふのは罪の深い事だと気が付いた。
— 正岡子規 『犬』 青空文庫
僕は夕方、外食へ出掛けて行く途中のごたごたした路上で、「一番星みつけた」といふ優しい単純な声を聞いた。
— 原民喜 『火の子供』 青空文庫
そして、「一番星見つけた。
— 第一部 『次郎物語』 青空文庫
よむほどやほしに数なき夕涼 風吟 子規居士は「星」という文章の中で、「一番星といえば星の下に子供一人立っているように感ぜらる」といった。
— 柴田宵曲 『古句を観る』 青空文庫
「一番星見つけた」というのは、われわれも子供の時にしばしば耳にした言葉であった。
— 柴田宵曲 『古句を観る』 青空文庫