利札
りさつ異読 りふだ
名詞
標準
(interest) coupon
文例 · 用例
「資本主義は、極く少数の特に富有で強力な国家を極端まで押しやり、それらの少数国家は、世界住民の約十分ノ一か、多く見積って高々五分ノ一しか擁しないに拘らず、単なる『利札切り』で全世界を掠奪しているのである。
— 黒島伝治 『反戦文学論』 青空文庫
」 利札を切りかけで、真白になったテーブルの紙埃を掻き分けて、人差指が熱心に動いている。
— 矢田津世子 『罠を跳び越える女』 青空文庫
」 テーブルの利札を整理し乍ら、槇子は首を傾けた。
— 矢田津世子 『罠を跳び越える女』 青空文庫
「あの、只今利札の方が大変忙しいんでございますけど……」「何月渡しの利札だね。
— 矢田津世子 『罠を跳び越える女』 青空文庫
債券、手形、利札だぞ。
— A Front of Brass 『鉄面皮』 青空文庫
町はすつかりさつきの通りに下でたくさんの灯を綴つてはゐましたが、その光はなんだかさつきよりは熱したという風でした。
— 宮沢賢治 『銀河鐵道の夜』 青空文庫
そしてたつたいま夢であるいた天の川もやつぱりさつきの通りに白くぼんやりかかり、まつ黒な南の地平線の上では殊にけむつたやうになつて、その右には蝎座の赤い星がうつくしくきらめき、そこらぜんたいの位置はそんなに變つてもゐないやうでした。
— 宮沢賢治 『銀河鐵道の夜』 青空文庫
するとジヨバンニはいきなりさつきカムパネルラといつしよだつたマルソに會ひました。
— 宮沢賢治 『銀河鐵道の夜』 青空文庫
作例 · 標準
彼は、保有している債券の利札を銀行で換金した。
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利札は、債券の利子を受け取るための証券だ。
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「昔は、この利札を切り取って銀行に持っていったものだよ。」祖父が懐かしそうに話した。
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ウィキペディア
利札(りさつ、りふだ)やクーポン とは、紙の債券に付いている利息を受け取るために切り離せる部分のことで、電子化されている現代では債券の利息を意味する。紙で債券が扱われていた時代は、各期の利息債権を表す有価証券で、券面から切り取って利息の支払いを受けていた。利札に付随する無記名証券である。利札がある債券を利付債と呼び、無い物を割引債と呼ぶ。
出典: 利札 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0