米代
こめだい
名詞
標準
文例 · 用例
「さては米代を飲んぢまやがつたな」 と腹の中で云つて、私は首をすくめた。
— 葉山嘉樹 『氷雨』 青空文庫
むろん食うに食われない理屈はない、家賃、米代以下お新の学校費まで計算して、なるほど二十五円で間に合わそうと思えば間に合うのである。
— 国木田独歩 『二老人』 青空文庫
「あなた方ご兄弟は将来どうするお積り」「父が生きてゐるうちは今の財産を使つちまつても、父の恩給で米代ぐらゐはありますが、父が死んだらこんな道具類でもぽつ/\売つて喰つて行くより手はありません。
— 岡本かの子 『過去世』 青空文庫
今日も御留守に米屋の親父が来て蓄つた米代の催促をするやら、それに炭屋や質屋の……」 云はせも果てず父親は、「馬鹿!
— 幸田露伴 『名工出世譚』 青空文庫
で、其の談話を聞き逸して居た間は、何をして居たかと篤と糾して見ると、或は自分の商賣の駈引を考へたり、或は明日の米代の才覺をして居たり、或は昨日の酒宴に侍した藝妓が振撒いた空世辭を愚にもつかず悦んだり何ぞして居たのであるといふ事を調べ出し得るであらう。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
で、その話を聞き外していた間は、何をしていたかとじっくり調べてみると、或いは自分の商売の駆け引きを考えたり、或いは明日の米代の才覚をしていたり、或いは昨日の酒宴に侍した芸妓の振りまいた空世辞を、愚にもつかず悦んだりしていたのである、という事が調べ出せるだろう。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
「お父さんとお銀ちゃんの稼ぎじゃ、やっと米代だけだよ。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
」「でも」と、無邪氣な調子を改めて、「うちへも出すのだろし、あたいも學校へやつてもろたり、間代や米代も出してもろたり、そんなに出けるわけがないぢやないか?
— 發展 『泡鳴五部作』 青空文庫
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米代(よねだい)は、福島県会津若松市にある町。米代一丁目と米代二丁目からなる。郵便番号は965-0875。
出典: 米代 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0