藕絲
藕絲
名詞
標準
文例 · 用例
若人等は、この頃、氏々の御館ですることだと言つて、苑の池の蓮の莖を切つて來ては、藕絲を引く工夫に、一心になつて居た。
— 釋迢空 『死者の書』 青空文庫
ほうほうと切れてしまふ藕絲を、八|合・十二|合・二十合に縒つて、根氣よく、細い綱の樣にする。
— 釋迢空 『死者の書』 青空文庫
かうして績ぎ蓄めた藕絲は、皆一纒めにして、寺々に納めようと、言ふのである。
— 釋迢空 『死者の書』 青空文庫
藕絲のまるがせが、日に/\殖えて、廬堂の中に、次第に高く積まれて行つた。
— 釋迢空 『死者の書』 青空文庫
何しろ、唐土でも、天竺から渡つた物より手に入らぬ、といふ藕絲織りを遊ばさう、と言ふのぢやものなう。
— 釋迢空 『死者の書』 青空文庫
女たちの噂して居た、袈裟で謂へば、五十條の大衣とも言ふべき、藕絲の上帛の上に、郎女の目はぢつとすわつて居た。
— 釋迢空 『死者の書』 青空文庫
ほう/\と切れてしまふ藕絲を、八|合・十二|合・二十合に縒つて、根氣よく、細い綱の樣にする。
— 折口信夫 『死者の書』 青空文庫
女たちの噂した所の、袈裟で謂へば、五十條の大衣とも言ふべき、藕絲の上帛の上に、郎女の目はぢつとすわつて居た。
— 折口信夫 『死者の書』 青空文庫