冠たる
かんたる
連体詞
標準
best
文例 · 用例
諸家お出入りの媒妁人、ある意味における地者稼の冠たる大家、さては、と早やお妙の事が胸に応えて、先ずともかくも二階へ通すと、年配は五十ばかり。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
石から大理石に、大理石から銅に、銅から金銀に、その文化の光明を誇る鼻の群れは、公明聡慧一世に冠たる鼻を仰いでその徳を讃美しました。
— 夢野久作 『鼻の表現』 青空文庫
ジェネラル・マジック社の目指すところを、驚くほど出席者の少なかった共同記者会見(たった九人だぜ)でそう語り終えたビル・アトキンソンは、世界に冠たる日本の家電メーカーS社(ソニーである)の切れ者(土井利忠氏、人呼んでD博士である)に拉致されて消えていった。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
英国においてはエリザベス女王のもとにその今や世界に冠たる製造業を起しました。
— 信仰と樹木とをもって国を救いし話 『デンマルク国の話』 青空文庫
最高峰は海抜七千五百五十八尺、ただに北海道の十国島に冠たるのみならず、九州になく、四国になく、中国になく、近畿になく、奥羽になし。
— 大町桂月 『層雲峡より大雪山へ』 青空文庫
孤りこれ等の姉妹と道を異にしたるか、終に帰り来らざる「理想」は法苑林の樹間に「愛」と相|睦み語らふならむといふに在りて、冷艶素香の美、今の仏詩壇に冠たる詩なり。
— 上田敏 『海潮音』 青空文庫
孤りこれ等の姉妹と道を異にしたるか、終に帰り来らざる「理想」は法苑林の樹間に「愛」と相睦み語らふならむといふに在りて、冷艶素香の美、今の仏詩壇に冠たる詩なり。
— 上田敏訳詩集 『海潮音』 青空文庫
孤り此等の姉妹と道を異にしたるか、終に歸り來らざる「理想」は法苑林の樹間に「愛」と相睦み語らふならむといふに在りて、冷艶素香の美、今の佛詩壇に冠たる詩なり。
— 上田敏 『海潮音』 青空文庫
作例 · 標準
あの山は地域の自然遺産として冠たる存在感を放っている。
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彼は研究室で冠たる成果を上げ、多くの論文を発表した。
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その老舗企業は、この街で冠たる歴史を誇る。
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