触れ頭
ふれがしら
名詞
標準
文例 · 用例
あの寺は関東の虚無僧寺の触頭、活惣派の本山。
— めいろの巻 『大菩薩峠』 青空文庫
金局には、一口に金座人という改役、年寄役、触頭役、勘定役、平役などの役づきの家がらが二十戸ほど居住し、金座人のほかに座人格、座人並、手伝い、小役人などという役があった。
— 紙凧 『顎十郎捕物帳』 青空文庫
大評定|触頭は、いうまでもなく柴田修理勝家。
— 第八分冊 『新書太閤記』 青空文庫
かたがた、今日の触頭たる宿老の御意とあれば、ひとまず、御退座をねがうことにいたしましょう」 と、穏当な語を返して、少し膝を上座に向け直し、傅人の長谷川丹波守へ、「そのようになされるように」 と、立座を促した。
— 第八分冊 『新書太閤記』 青空文庫
土淵村大字土淵の常堅寺は曹洞宗にて、遠野郷十二ヶ寺の触頭なり。
— 柳田国男 『遠野物語』 青空文庫
其の山が崩れたので、當時大地震の觸頭と云つた場所の、剩へ此の四五日、琅※の如き蘆ノ湖の水面が風もなきに浪を立てると、うはさした機であつたから。
— 泉鏡太郎 『雨ふり』 青空文庫