上甲板
じょうかんぱん
名詞
標準
upper deck
文例 · 用例
積荷のない為め、思うさま船脚が浮いたので、上甲板は海面から小山の様に高まって居る。
— 有島武郎 『かんかん虫』 青空文庫
船員たちの黒い影は水と小さな船燈との微光の中を往来して現に誰かは上甲板にのぼって行った。
— 宮沢賢治 『『春と修羅』補遺』 青空文庫
)呼子が船底の方で鳴り上甲板でそれに応へる。
— 宮沢賢治 『『春と修羅』補遺』 青空文庫
上甲板へ、上甲板へ。
— 萩原朔太郎 『宿命』 青空文庫
おびえる船員を叱咤し、激励し、みずからは上甲板に立って銃を構え、弾丸のあるかぎり撃ちまくったのです。
— 太宰治 『新ハムレット』 青空文庫
上甲板の欄干に凭りて秋天一碧のあなた、遠く日本海の西の波に沈まむとする落日を眺めつゝ、悵然たる愁懐を蓬々一陣の天風に吹かせ、飄々何所似、天地一沙鴎と杜甫が句を誦し且つ誦したる時、その船の機関長とか云ふ赭髯緑眼の男来つて、キヤン、ユウ、スペーク、エングリツシ?
— 石川啄木 『閑天地』 青空文庫
終夜が波の響と風の音と、それに雑多の――それは帆檣に降る、船室の屋根の上甲板に降る、吊ボートに降る、下の甲板に降る、通風筒に吹きつける、欄干に降る、――雨の音であった。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
(12)船首から船尾にいたるまですっかり平坦に張られた上甲板。
— A DESCENT INTO THE MAELSTROM 『メールストロムの旋渦』 青空文庫
作例 · 標準
強い海風を避けるため、乗客たちは急いで上甲板から客室へと引き上げた。
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豪華客船の上甲板で、シャンパングラスを片手に沈む夕日を眺めるのは格別だ。
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訓練中の士官候補生たちが、きびきびとした動作で上甲板の清掃に励んでいる。
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