し残す
しのこす
動詞-五段-サ行動詞-他動詞
標準
to leave unfinished
文例 · 用例
申し残すことがあれば、ここに集まっておる者に申せ」「そうじゃ」 と、郷田も、頷いた。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
いろいろ申し残すこともありましょう。
— 坂口安吾 『花咲ける石』 青空文庫
しかるに主人不在とあるゆえ、そのほうに申し残す、きっとたしなまっしゃるがよろしい」 与八は、それを聞いて、委細わからないなりに恐れ入って、「はい、はい」とお辞儀をしました。
— めいろの巻 『大菩薩峠』 青空文庫
ただ、動かないのは、玲瓏たる天上の月の影でありまして、この通り照り渡っている良夜でありましたから、光はいよいよ冴えに冴えて、この場の光景を照らし残すところはありません。
— 不破の関の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
チャウダー風のスープ、鱒のムニエル、チキンのフライド、少し残す程度に食ふ。
— 昭和三十三年 『古川ロッパ昭和日記』 青空文庫
「灯を、消し残すな。
— 第十一分冊 『新書太閤記』 青空文庫
手紙は、せめて、私の行けない日について、暫くは何かとお喋りもいたしますものね、おまけに、あわただしくてついお話しのこすこともあるし。
— 一九四三年(昭和十八年) 『獄中への手紙』 青空文庫
ただ、皇叔のために、ここで一言申しのこすならば、荊州の地は決してあなたの永住に適する領土でありますまい。
— 望蜀の巻 『三国志』 青空文庫
作例 · 標準
何か大事なことをし残しているような気がして、玄関を出た後で何度も振り返った。
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「やりたいことをし残すなよ」と、旅立つ親友の背中に声をかけた。
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彼は人生に悔いを残さぬよう、病床にあっても日記を書きし残そうとした。
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