酷遇
こくぐう
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
maltreatment
文例 · 用例
本来なら氏郷政宗は友軍であるから、氏郷軍の便宜をば政宗領の者も提供すべき筋合であるが、前に挙げた如く人民は蒲生勢を酷遇した。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
若し甲県に於て人民を酷遇せバ乙県之を救ふに於て何の不可か之あらん。
— 田中正造 『非常歎願書』 青空文庫
英国で両親を喪ってから日本に来る迄の二十何年の間、あらん限りの苦労を重ねて……この世には悪人ばかりしか居ないものか……と思う程酷遇られたために自然とこんな風に一徹な……自分の事はどこまでも、自分の流儀で勘定を合わせて行く……という一種の勧善懲悪的な思想の中に逃げ込んでしまった。
— 夢野久作 『暗黒公使』 青空文庫
また近年あらゆる酷遇を受けながらも、百万以上の朝鮮人が満蒙に流れ込んで、水田の耕作其他の労働に相当の成績を挙げてゐる。
— 附 満蒙の歌 『満蒙遊記』 青空文庫
また酷遇に堪えないで工場に放火した労働者を牢屋にたたき込もうとするか。
— AUX JEUNES GENS 『青年に訴う』 青空文庫
第二は、その露国皇太后が音頭取りで、国内に排仏熱を高め、駐露仏国公使サバリーに対し、皮肉な、陰険な、女性的迫害を加え、首都ペテルブルグ中で、泊るに旅館の一室をも貸与しないような酷遇をしたことである。
— 国枝史郎 『今昔茶話』 青空文庫
クリストフの方では、オットーが少しの反抗もしないで自分の酷遇を受けるのに、不満を覚えていた。
— JEAN CHRISTOPHE 『ジャン・クリストフ』 青空文庫
革命が過ぎ去る時に人は認むる、人類は酷遇されたと、しかも人類は進歩をしたと。
— LES MISERABLES 『レ・ミゼラブル』 青空文庫
作例 · 標準
彼は長年、会社から酷遇されていたが、ついに意を決して労働組合に相談した。
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「せっかく入った会社なのに、あんなに酷遇されるなんて思ってもみなかったよ」
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捕虜を酷遇することは、国際法において厳しく禁じられている。
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