貸自転車
かしじてんしゃ
名詞
標準
文例 · 用例
方二、三町の空地で、最初の貸自転車屋があり、借馬屋があり、花相撲や軽業もときどき興行、チャリネの曲馬も第一回はここで大当り、平素もなかなかの賑わいで、明治二十一年鉄道構内になるまでは全くの平民的遊園地。
— 山本笑月 『明治世相百話』 青空文庫
私にはどっちとも区別できないが、大学を一年でやめると、闇物資の売買をやり、次に県庁のある市で食堂をひらき、また、小学校の準教員になるかと思うと、町へ帰って貸し自転車屋をはじめるというぐあいで、四年ばかりのあいだに五つか六つ職を変えた。
— 山本周五郎 『ばちあたり』 青空文庫
婦人、学生は三割引きで、近鉄各駅前に釣り師を目あての貸し自転車店が何軒もあり、この店で軽い食事も出しているし、釣り道具も売っている。
— 三遊亭金馬 『江戸前の釣り』 青空文庫