女っ気
おんなっけ
名詞
標準
female presence
文例 · 用例
女っ気のない若い男の寄宿舎なぞにはどこにでもあることだ。
— 大杉栄 『続獄中記』 青空文庫
固より人間のいない所に天幕を張って寝起をして、用が片づきしだい、また天幕を担いで、先へ進むのだから、当人の断った通り、とうてい女っ気のありようはずはなかった。
— 夏目漱石 『彼岸過迄』 青空文庫
小鳥ほどの脳味噌しか持っていないくせに、とうとうこいつもおれを馬鹿にしだしたかと、白川はムッとして、「私の心境は澄みきっているので、女っ気はいやだといってるんですよ。
— 久生十蘭 『雲の小径』 青空文庫
女っ気はいやだといったろう。
— 久生十蘭 『雲の小径』 青空文庫
「構わずおいで、二階だから」「どんなお顔触れでございますか」「なあに行きゃあ分るよ」 と太左衛門が先に立って広い階段をあがる、右手の広間、障子をあけると女っ気なしの二十畳に七、八人の親分衆がい並んでいた。
— 山本周五郎 『無頼は討たず』 青空文庫