聾桟敷
つんぼさじき
名詞
標準
文例 · 用例
……式亭三馬|嘲る処の、聾桟敷のとんちきを顕わすと、「路之助はんが、出やはるやろ。
— 泉鏡花 『白花の朝顔』 青空文庫
思いなしか、顔のこしらえまで、――傍にならんだのとそっくりなのに、聾桟敷一驚を吃する処に、一度姿を消した舞妓が一人、小走りに駆け戻るのと、花道の、七三とかいうあたりで、ひったり出会う。
— 泉鏡花 『白花の朝顔』 青空文庫
」 酒と、女か、目にも口にも借りのある、聾桟敷のとんちきも、むらむらとして、我ながら姿見に色が動いた。
— 泉鏡花 『白花の朝顔』 青空文庫
地方の劇場といえばどこもそうだが、ここでもシャンデリヤの上の辺には靄がたなびいて、聾桟敷ががやがやと沸き立っていた。
— DAMA S SOBACHKOI 『犬を連れた奥さん』 青空文庫