魚形
ぎょけい
名詞名詞-の形容詞
標準
fish-shaped
文例 · 用例
第十五回 電光艇鼕々たる浪の音――投鎗に似た形――三尖衝角――新式魚形水雷――明鏡に映る海上海底の光景――空氣製造器――鐵舟先生の詩 武村兵曹は腰なる大鍵を索つて、鐵門の扉と開いた。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
更に新式魚形水雷の實力如何にと、艇は海底を龍の如く疾走しつゝ洋上の巨巖目掛けて射出す一發二發、巨巖碎け飛んで、破片波に跳つた。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
薄い茫々とした八字眉、眉の下の淋し気な皺、少し垂れた魚形の眼、眼の真ん中に瞳があり、そこに穴が穿たれている。
— 国枝史郎 『神州纐纈城』 青空文庫
表情のない魚形の眼は、表情のないままに見開かれていた。
— 国枝史郎 『神州纐纈城』 青空文庫
事によると現在、海軍で作りよる一人乗、魚形水雷ボートが吾輩の発明である事を探り出しとるかも知れんのう。
— 夢野久作 『超人鬚野博士』 青空文庫
それから双魚宮は、カルデア象形文字に魚形の語源があって。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
近づいてみますと、門には竜宮といふ字を真珠を熔かして書き、それを紅珊瑚の玉で縁取つた素晴らしい大きな額をかけて、その中には矢張り鱗模様の着物に、魚形の冠を被つた番兵がついてをりました。
— 宮原晃一郎 『竜宮の犬』 青空文庫
魚形水雷を、潜水艦ぐらいの大きさにひきのばしたようなこの銀色の巨船は、トタン屋根をいただいた梁の下に長々と横たわっていた。
— 海野十三 『月世界探険記』 青空文庫