腕まくり
うでまくり
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
rolling up one's sleeves
文例 · 用例
此句に音律があるから、讀んで――見ただけではない、如何にも腕まくりした男が、盆踊か何かの踊の一團を崩して、悠々として通るのが表れてゐる。
— 泉鏡花 『文章の音律』 青空文庫
またいつも影の形に添ふやうな小笠原氏のゐなかつたのは、土地の名物とて、蕎麦切を夕餉の振舞に、その用意に出向いたので、今頃は、手を貸して麺棒に腕まくりをしてゐやうも知れない。
— 泉鏡太郎 『十和田湖』 青空文庫
あの日、三伏の炎熱、神もまたオリンピック模様の浴衣いちまい、腕まくりのお姿でござった。
— ――(生れて、すみません。) 『二十世紀旗手』 青空文庫
」 と腕まくりをして大乗気、手がつけられたものではない。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
得三は腕まくりして老婆を見返り、「お録、一番責めなきゃ埒が明くめえ。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
」大喝一番腕まくりして向い来るに、ぎょっとして飛退り、怨めしげに法会を視めて多時は去りもやらず、彼がその日の収入に大なる影響あればなり。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
」 腕まくりを肩までして、「よく皆、瓦の下の、壁の裡へ入ってやがる。
— 泉鏡花 『浮舟』 青空文庫
」 その連でもないのに、坊主は腕まくりをして、陽木棍で膝を敲いて出しゃ張った。
— 泉鏡花 『露萩』 青空文庫
作例 · 標準
例句