理想型
りそうがた異読 りそうけい
名詞
標準
ideal type
文例 · 用例
「失礼でございますが、貴方さまが帆村――帆村先生でいらっしゃいますか」「ははあ、僕が帆村です」と無造作に答えて、「風間さんの背丈は、皮草履をはいたままで一メートル五七、すると正味は一メートル五四というところで、理想型だ」「えっ、いつそんなことをお測りになりましたの」と、光枝は思わず愕きの声をあげた。
— 海野十三 『什器破壊業事件』 青空文庫
ゴルフは固定しているボールをうつのであるから、ボールを最も正確に最も強く打つ最良のフォームというものが理想型としてほぼ考えうるのである。
— 馬庭念流訪問記 『安吾武者修業』 青空文庫
各人の体形に合せてその理想型を消化し会得しなければならないのだが、一流のプロになるには一日少くとも五百回打撃の練習をし、さらにコースをまわり、一日中ゴルフで暮して少くとも二十年、十四五でクラブを握って四十前後に最盛期に達し技術も完成すると云われている。
— 馬庭念流訪問記 『安吾武者修業』 青空文庫
又|或る霊は、理想型の人間を造るべく、自から進んで現世に降ることもあるが、これは高級霊にとりて、特に興味ある仕事である。
— SPIRIT TEACHINGS 『霊訓』 青空文庫
五尺七寸余りのみごとな体格と、明朗闊達な気風は、優生学上の見本にして、将来の日本人の理想型にしたいような青年です。
— 野村胡堂 『九つの鍵』 青空文庫
平次の女房お静はできるだけでしゃばらない、おとなしい一種の理想型のタイプに書いた。
— ――筆を折るの弁―― 『平次と生きた二十七年』 青空文庫
之はM・ヴェーバーの理想型(Idealtypus)にも準ずべき(尤も理想型は経験的な成立を有つ点で之とは異っているが)「本質的定型」なのだ、というのである(『経済学方法論』・改造社版『経済学全集』第五巻)。
— 戸坂潤 『科学論』 青空文庫
そこでは抽象は実験というような現実的形態を取らずに、高々例えば理想型の発見というような観念的形態を取るにすぎないだろう*。
— 戸坂潤 『現代唯物論講話』 青空文庫
作例 · 標準
彼女の理想型は、背が高くて優しい人だ。
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マックス・ウェーバーは社会現象を分析するために、理想型の概念を用いた。
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このプロジェクトには、まさに理想型の人材が必要だ。
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