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干菜

ほしな
名詞
1
標準
dried leaves (esp. of daikon and turnip)
文例 · 用例
――宛如、秋の掛稻に、干菜、大根を掛けつらね、眞赤な蕃椒の束を交へた、飄逸にして錆のある友禪を一面ずらりと張立てたやうでもあるし、しきりに一小間々々に、徳利にお猪口、お魚に扇、手桶と云ふのまで結びつけた、小兒衆がお馴染の、當ものの臺紙で山を包んだ體もある。
泉鏡太郎 飯坂ゆき 青空文庫
――旅のあわれを味わおうと、硝子張りの旅館一二軒を、わざと避けて、軒に山駕籠と干菜を釣るし、土間の竈で、割木の火を焚く、侘しそうな旅籠屋を烏のように覗き込み、黒き外套で、御免と、入ると、頬冠りをした親父がその竈の下を焚いている。
泉鏡花 眉かくしの霊 青空文庫
十二月 大根の時雨、干菜の風、鳶も烏も忙しき空を、行く雲のまゝに見つゝ行けば、霜林一寺を抱きて峯靜に立てるあり。
泉鏡花 月令十二態 青空文庫
四炭がまに、立つけぶり、陶物の、管をつなぎ、干菜つる、竹村に、をちかたに、導けば、をちかたに、烟立つ、夜見れば、ふとく立ち、日に見れば、うすく立ち、白烟、止まず立てば、竹の葉は枯れぬ。
長塚節 長塚節歌集 中 青空文庫
菜が洗ひ畢つた時枯葉の多いやうなのは皆釜で茹でゝ後の林の楢の幹へ繩を渡して干菜に掛けた。
長塚節 青空文庫
お品は起きて居ても別に疲れもしないのでそつと草履を穿いて後の戸口から出て楢の木へ引つ張つた干菜を見た。
長塚節 青空文庫
それで其の蔬菜が庖丁にかゝる間は口にこそつぱい干菜や切干やそれも缺乏を告げれば、此れでも彼等の果敢ない貯蓄心を最も發揮した菜や大根の鹽辛い漬物の桶にのみ其の副食物を求めるのである。
長塚節 青空文庫
家へ入ると、通し庭の壁側に据ゑた小形の竈の前に小さく蹲んで、干菜でも煮るらしく、鍋の下を焚いてゐた母親が、『帰つたか。
石川啄木 足跡 青空文庫
作例 · 標準
冬の保存食として、大根の葉を干菜にした。
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おばあちゃんは、採れたての蕪の葉を丁寧に干菜にしていた。
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干菜は、水で戻して煮物にすると美味しく食べられる。
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