妹の命
いものみこと
表現名詞
標準
young lady
文例 · 用例
妹の命を救ってくれたということを聞いて、兄の伝四郎も若い旅絵師をよろこんで迎えた。
— 旅絵師 『半七捕物帳』 青空文庫
怪しく美くしき眼は晝の年増の秘密をば見て見ぬふりにうち顫へ、うら耻かしき少年の夢を見透かし、明日死ぬるわが妹の命をかひたと凝視むる。
— 北原白秋 『思ひ出 抒情小曲集』 青空文庫
爾に、伊邪那岐命|詔給わく、愛しき我が那邇妹の命や、子の一木に易えつるかもと詔給いて、御枕方に匍匐い、御足方に匍匐いて、哭給う。
— 高木敏雄 『比較神話学』 青空文庫
乃ち殿騰戸より出で向えます時に、伊邪那岐命語らい給わく、愛しき我が那邇妹の命、吾と汝と作れりし国、未だ作り竟えずあれば、還りまさねと詔給りき。
— 高木敏雄 『比較神話学』 青空文庫
爾に伊邪那岐命詔給わく、愛しき我が那邇妹の命、汝しかし給わば、吾はや一日に千五百産屋立てなと詔給いき。
— 高木敏雄 『比較神話学』 青空文庫
――死んでしまった妹の命はどうしてくれるでしょう」 近々と響く潮鳴りの中に、丈太郎の島吉の嗚咽が断続するのです。
— 仏師の娘 『銭形平次捕物控』 青空文庫
〔黄泉の國〕 かれここに伊耶那岐の命の詔りたまはく、「愛しき我が汝妹の命を、子の一木に易へつるかも」とのりたまひて、御枕方に匍匐ひ御足方に匍匐ひて、哭きたまふ時に、御涙に成りませる神は、香山一の畝尾二の木のもとにます、名は泣澤女の神三。
— 校註 古事記 『古事記』 青空文庫
ここに殿の縢戸一〇より出で向へたまふ時に、伊耶那岐の命語らひて詔りたまひしく、「愛しき我が汝妹の命、吾と汝と作れる國、いまだ作り竟へずあれば、還りまさね」と詔りたまひき。
— 校註 古事記 『古事記』 青空文庫
作例 · 標準
「お嬢様、妹の命(いものみこと)様は、今宵も東の広間でお待ちかねでございます。」
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「妹の命(いものみこと)様がご到着されました。お茶の準備はできておりますでしょうか。」
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「妹の命(いものみこと)様には、この新作のドレスがお似合いになるかと存じます。」
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「妹の命(いものみこと)様のご機嫌を損ねませぬよう、細心の注意を払ってください。」
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