三分の二
さんぶんのに
表現名詞
標準
two thirds
文例 · 用例
乗客の三分の二はもう眠りに就いてゐる。
— 中原中也 『三等車の中(スケッチ)』 青空文庫
伊三郎の田は、六月の植えつけから、その三分の二は耕されず雑草がはびこるまゝに荒らされだした。
— 黒島傳治 『浮動する地価』 青空文庫
彼は二年間の貯蓄の三分の二を平気で擲って、錦絵を買い、反物を買い、母や弟や、親戚の女子供を喜ばすべく、欣々然として新橋を立出った。
— 国木田独歩 『非凡なる凡人』 青空文庫
白糸は諸方に負債ある旨を打ち明けて、その三分の二を前借りし、不義理なる借金を払いて、手もとに百余円を剰してけり。
— 泉鏡花 『義血侠血』 青空文庫
畑地はずいぶん広い、とても全部へは手が届かないし、またそうする必要もない、その三分の二は雑草に委任、いや失地回復させてある。
— 種田山頭火 『三八九雑記』 青空文庫
十三日、丙午、関東の諸御領の乃貢の事、来秋より三分の二を免ぜらる可し、仮令ば毎年一所づつ、次第に巡儀たる可きの由、仰出さると云々。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
二百四十若くは二千四百だけは缺けて居て、三分の二は見えぬ者である。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
こゝは華嚴の瀧をその三分の二位の高さに當るところから望むところで、三十年も前には人々は大抵こゝから瀧を見るのみであつた。
— 幸田露伴 『華嚴瀧』 青空文庫
作例 · 標準
憲法改正の発議には、衆参両院のそれぞれ三分の二以上の賛成が必要とされる。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
この瓶の三分の二ほどまでワインが入っていたが、いつの間にか空になっていた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
仕事の三分の二を終えたところで、ようやく一息ついてコーヒーを飲む時間ができた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview