籍を置く
せきをおく
表現動詞-五段-カ行
標準
to be enrolled (in a college, course of study, etc.)
文例 · 用例
かれは高野山に籍を置くものだといった、年配四十五六、柔和ななんらの奇も見えぬ、懐しい、おとなしやかな風采で、羅紗の角袖の外套を着て、白のふらんねるの襟巻をしめ、土耳古形の帽を冠り、毛糸の手袋を嵌め、白足袋に日和下駄で、一見、僧侶よりは世の中の宗匠というものに、それよりもむしろ俗か。
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
はいったって、どうせ、籍を置くだけなんだ。
— 太宰治 『正義と微笑』 青空文庫
渠は高野山に籍を置くものだといつた、年配四十五六、柔和な、何等の奇も見えぬ、可懐い、おとなしやかな風采で、羅紗の角袖の外套を着て、白のふらんねるの襟巻を占め、土耳古形の帽を冠り、毛糸の手袋を箝め、白足袋に、日和下駄で、一見、僧侶よりは世の中の宗匠といふものに、其よりも寧ろ俗歟。
— 泉鏡太郎 『高野聖』 青空文庫
特殊撮影技術を集めた『SFXミュージアム』や、映像作家たちの仕事をさらう『映像の先駆者』シリーズの関連で、初めて渡米すると、MIT(マサチューセッツ工科大学)の研究所、メディアラボに籍を置くというボブ・スタインという人物から連絡がありました。
— 富田倫生 『本の未来』 青空文庫
その青年は何も学術に秀れてゐたからとかといふ理由ではなく、近くのカレツヂに籍を置く、たつたひとりの日本人といふだけの資格で、臨時雇ひの栄を蒙つたのです。
— 牧野信一 『私の万年筆』 青空文庫
私に文学を志していたのであったが、一日も早く父母の生活を支えねばならぬという立場から、奨められて電機学校に籍を置く。
— 佐左木俊郎 『簡略自伝』 青空文庫
唐沢家の関係から、貴族院に籍を置く、伯爵や子爵が殊に多かった。
— 菊池寛 『真珠夫人』 青空文庫
同じ、新聞社に籍を置く僕さえも、あの時ばかりは苦々しく思いました。
— 菊池寛 『M侯爵と写真師』 青空文庫
作例 · 標準
彼は現在、イギリスの名門大学に籍を置いているが、一年の大半をフィールドワークのためにアフリカで過ごしている。
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地元のサッカークラブに籍を置いてはいるものの、怪我の影響で最近は一度も試合に出場できていない。
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会社に籍を置いたまま特別休暇を利用して、三ヶ月間海外のボランティア活動に参加した。
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