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手をやる

てをやる
表現動詞-五段-ラ行
1
標準
to put one's hand on
文例 · 用例
ところが、上野驛の改札口を這入つてから、ふとチヨツキのかくしへ手をやると、旅費の全部を入れた革財布がなくなつてゐた。
寺田寅彦 伊香保 青空文庫
よく見た印籠と思い乍ら拾い上げて小首を傾げて居たが、 何の気なしに腰に手をやると印籠が無い。
山中貞雄 恋と十手と巾着切 青空文庫
彼等が担架に乗せるとて血でぬる/\している両脇に手をやると、折れた骨がギク/\鳴った。
黒島傳治 土鼠と落盤 青空文庫
そのころの郷里には「切りもぐさ」などはなかったらしく、紙袋に入れたもぐさの塊から一ひねりずつひねり取っては付けるから下手をやると大小ならびにひねり方の剛柔の異同がはなはだしく、すえられるほうは見当がつかなくて迷惑である。
寺田寅彦 自由画稿 青空文庫
女はその方へ歩いて往って門の扉に手をやると扉は音もなしに開いた。
田中貢太郎 蟇の血 青空文庫
突然、熱いものがグッと押上げて来、あわてて手をやるひまもなく、大粒の涙が一つポタリと垂れた。
中島敦 斗南先生 青空文庫
女はその方へ歩いて行つて門の扉に手をやると扉は音もなしに開いた。
田中貢太郎 蟇の血 青空文庫
(財布がありまつせ、) 安三の声に気が注いて、離れようとした女の懐に手をやると、蟇口らしい物がすぐ手に触れた。
田中貢太郎 白いシヤツの群 青空文庫
作例 · 標準
不安を感じたのか、彼は落ち着きなく自分のネクタイに手をやった
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「あら、可愛い猫ね」と言って、彼女は野良猫の頭にそっと手をやった
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彼は痛む腰に手をやりながら、ゆっくりと椅子から立ち上がった。
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手をやる(てをやる) — 幻辞.com