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点火

とぼし
名詞頻度ランク #20959 · 青空 282
1
標準
light
文例 · 用例
その頃では神棚の燈明を点すのにマッチは汚れがあるというのでわざわざ燧で火を切り出し、先ずホクチに点火しておいてさらに附け木を燃やしその焔を燈心に移すのであった。
寺田寅彦 追憶の冬夜 青空文庫
それから、冒険というものに対する本能的な興味の最初の小さな焔に点火してくれたとも考えられる。
寺田寅彦 重兵衛さんの一家 青空文庫
各々が受持った五本又は七本の、導火線に点火し終ると、駈足で登山でもするように、二方の捲上の線路に添うて、駆け上った。
葉山嘉樹 坑夫の子 青空文庫
と云うのは、そっちに近い方に点火したものは、そっちに駈け登る方が早かったから。
葉山嘉樹 坑夫の子 青空文庫
こういう風に、聯想の火薬に点火するための口火のようなものを巧みに選び出す伎倆は、おそらく俳諧における彼の習練から来たものではないかと思われる。
寺田寅彦 西鶴と科学 青空文庫
また夜間ならば糸に触れると点火器の引金が落ち、マグネシウムがパッと燃え上がって、動物は驚いて遁げる間のない中にカメラに写される。
寺田寅彦 話の種 青空文庫
ところが、枕木は炭焼竈の生木のように、雪の中で点火されぷす/\燻りながら炭になってしまうのだった。
黒島傳治 氷河 青空文庫
林の中に嗄れた誦経の声がひゞき渡ると、薪は点火せられ、戦死者は、煙に化して行くのだった。
黒島傳治 氷河 青空文庫
作例 · 標準
囲炉裏の火が消えそうだったので、新しい薪に点火を試みた。
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夕闇が迫る中、神社の境内に灯籠の点火が静かに灯された。
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昔の人は油皿に浸した芯に点火し、夜の明かりとしていた。
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ウィキペディア

点火(てんか)はヒトが意思を持って燃焼現象を開始させること。着火、火を点けるとも言う。ヒトの意思によらず燃焼が始まることは自然発火という。

出典: 点火 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0