土産話
みやげばなし
名詞
標準
tales of one's travels
文例 · 用例
」私は大隅君の土産話のちょっと、とぎれた時にそう言った。
— 太宰治 『佳日』 青空文庫
学生のすくない大阪には、本格的の喫茶店がなく、珍らしい土産話と思つたからである。
— 萩原朔太郎 『喫茶店にて』 青空文庫
京都見物の人が土産話の種とすると同様、日常常識として結構であるかもしれぬが畢竟は絵で見た景色と同様で本当の知識ではない。
— 寺田寅彦 『科学上における権威の価値と弊害』 青空文庫
去年、佐渡へ御旅行なされて、その土産話に、佐渡の島影を汽船から望見して、満洲だと思ったそうで、実に滅茶苦茶だ。
— 太宰治 『十二月八日』 青空文庫
今度の修善寺ゆきには、お土産話が一つある。
— 泉鏡太郎 『雨ふり』 青空文庫
それにニューカルトンの踊場の豪勢さは噂でこそ兼々聞いてもいたが、ついぞ未だ一度も行ってみたことがなかったので日本への土産話に見ておきたいとも思ったのでした。
— 渡辺温 『象牙の牌』 青空文庫
京都の風をなつかしみ、またかしこくも、御朝廷の尊い御方々に対し奉つては、ひたすら、嬰児の如くしんからお慕ひなさつて居られたらしく、お傍の人たちを実にしばしば京へのぼらせ、その人たちが帰つて来てからの土産話を待ちこがれていらつしやる御有様は、お傍の私たちまでひとしく待ち遠がつたほどでございました。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
森岡丹後も親の慾目から末子の丹三郎をそれほど劣った子とは思っていないらしく、「神崎どの、このたびは運悪く私が留守番にまわりましたが、私のかわりに末子の丹三郎が仕合せとお供の端に加えられましたから、まあ、あれの土産話でも、たのしみにして待っている事に致しましょう。
— 太宰治 『新釈諸国噺』 青空文庫
作例 · 標準
写真を見せながら友人の土産話を聞いていると、自分も旅行に行った気分になれる。
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冒険家である彼の土産話は、どれも信じられないようなエピソードばかりだ。
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家族が集まった食卓で、週末のキャンプの土産話に花が咲いた。
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