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寸裂

すんれつ
名詞
1
標準
文例 · 用例
山逕の磽※、以前こそあれ、人通りのない坂は寸裂、裂目に草生い、割目に薄の丈伸びたれば、蛇の衣を避けて行く足許は狭まって、その二人の傍を通る……肩は、一人と擦れ擦れになったのである。
泉鏡花 星女郎 青空文庫
鍋は飛び、炉は砕け、山小屋は寸裂する、十一人のうち、二人即死。
竜神の巻 大菩薩峠 青空文庫
あわや新九郎の皮肉はその一下に寸裂されるかと見えたが――途端に、「わッ――」 という駕方の喊声。
吉川英治 剣難女難 青空文庫
吾にもあらぬ憤怒の眦、ビリビリッと寸裂した手紙を、蛇のように足に絡めたまま二、三間よろめき出した。
吉川英治 剣難女難 青空文庫