水蘚
みずごけ異読 ミズゴケ
名詞
標準
sphagnum
文例 · 用例
浮島は水蘚類や石松科の動物を去ることの餘り遠くない植物で覆はれてゐて、そのなかから喬木の若樹がふとした出來心でどうせ大きくは根を張れないのに三尺近くの細い幹をところどころに延ばして居ます。
— 江南文三 『佐渡が島から』 青空文庫
尾瀬ヶ原の基床を成すものは水蘚で、厚さ数十尺に及ぶという。
— 木暮理太郎 『那須、尾瀬、赤城、志賀高原』 青空文庫
しかしそこにもなお生命を求めて、みずごけやすげのような可憐な植物が、湿地を蔽うて繁茂する。
— 中谷宇吉郎 『ツンドラへの旅』 青空文庫
茶褐色のところは、阿寒の国立公園で珍重されているいそつつじの灌木の叢であり、白緑の色はみずごけが毛氈のようにふくらみ茂っているところである。
— 中谷宇吉郎 『ツンドラへの旅』 青空文庫
そして植物の栄養分に乏しい状態が再び訪れると、前の日のグイ松たちは、もうその覇権を名もなきみずごけどもにゆずって、この土地からその姿を消して行くのである。
— 中谷宇吉郎 『ツンドラへの旅』 青空文庫
このようにしてまで、その最後の生命を護りつづけていたグイ松たちも、ついにみずごけなどの遺骸のために窒息させられることになったのであろう。
— 中谷宇吉郎 『ツンドラへの旅』 青空文庫
それはみずごけやすぎごけが団阜状に堆積しながら生長するために出来たものらしい。
— 中谷宇吉郎 『ツンドラへの旅』 青空文庫
それはほとんど長くのびたみずごけばかりの集積で、その一本を見ると、下の方は勿論遺骸であって、白く晒された繊維になっていた。
— 中谷宇吉郎 『ツンドラへの旅』 青空文庫
作例 · 標準
盆栽の土には、保湿のために水蘚が使われる。
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水蘚は、湿地の植物であり、水分を多く含む。
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このあたりは、珍しい水蘚が群生している。
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