傍聴者
ぼうちょうしゃ
名詞
標準
observer
文例 · 用例
傍聴者は、みんな非常に真面目に黙って一心に下を覗き込んでいた。
— 寺田寅彦 『議会の印象』 青空文庫
へえ、それからどう致しました」 傍聴者は声を斂めていよいよ耳を傾けぬ。
— 泉鏡花 『義血侠血』 青空文庫
しかもなお傍聴者は毎日午前三時頃より正門に詰めかけ、三、四日も通い来りて漸く傍聴席に入る事を得たる有様にて、われわれの通路は常に人の山を築けるなりき。
— 福田英子 『妾の半生涯』 青空文庫
――傍聴席には、父がたつた一人の傍聴者として腰掛けてゐるだけだつた。
— 牧野信一 『毒気』 青空文庫
)「聞えれば結構だ、どつちが悪魔であるか傍聴者諸君に訊いて貰はう。
— 牧野信一 『蝉』 青空文庫
講演会の傍聴者といふものは、どこでも大抵出来心から来るものなので、若しかさうでない傍聴者が少しでも居るとしたら、それは皆頭の悪い連中で、聴者としては頼もしくない輩である。
— 大正六(一九一七)年 『茶話』 青空文庫
六十五人の同盟員と三百人近い傍聴者とは、ギッシリ観客席を埋め、手に手に二十八頁の議事録をひろげている。
— ――「ナップ」第三回大会にふれて―― 『文芸時評』 青空文庫
「去る大正八年十月十四日、午後一時頃、釜山公会堂に於て、轟総督府技師の「爆弾漁業」に関する講演中、同技師が見本として提出したる二個の漁業用爆弾が過って炸裂し、傍聴者たりし判検事、署長等(氏名を略す)七名の死者を出したる事件あり。
— 夢野久作 『爆弾太平記』 青空文庫
作例 · 標準
判決が言い渡される瞬間、傍聴者たちの間には緊張した沈黙が流れた。
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議会のルールにより、傍聴者は発言したり拍手をしたりすることは禁じられている。
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「今日の公開討論会には、予想を上回る数の傍聴者が集まった」
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