純粋詩
じゅんすいし
名詞
標準
文例 · 用例
しかしその意図は、支那の風物をイメージさせるためではなくして、或る気品の高い純粋詩感を、意識的に力強く出すためである。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
そして、純粋詩は地上の勝利をうたい、純粋批評は移住民の合唱を奏するだろう。
— 原口統三 『二十歳のエチュード』 青空文庫
即ち、戯曲に於ける文学性の独立を目指して、小説と詩の中間に介在する劇文学の樹立――散文と純粋詩の進化過程に並んで、真の戯曲精神を探究し、把握しようとする努力がこれである。
— 岸田國士 『演劇当面の問題』 青空文庫
少し大げさにいえば、かの、ヴァレリイが純粋詩と呼ぶ、言葉の韻律の知的でかつ感覚的な操作において試みた、それと同じ試みを、戯曲の上に試みることをこの作者のよくバランスのとれた才能に私は期待する。
— 岸田國士 『純粋戯曲への道』 青空文庫
「貴方は純粋詩の考えを忘れている。
— ――専門家でない読者に必要な12章を含む発疹チフス一生の伝記 『ネズミ、シラミ、歴史』 青空文庫