応主
おうしゅ
名詞
標準
文例 · 用例
一応主人たるべきものに挨拶をしろ!
— 泉鏡花 『卵塔場の天女』 青空文庫
小郡駅逆旅、池蓮盛開、花葉頗大、都下所未見、応主人需賦。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
私が考えるという時、その私というのは、一応主語的意義を有つということができる。
— 西田幾多郎 『デカルト哲学について』 青空文庫
蠅男がこの厳重な警戒線を突破して天井裏を匍うというのは、本当のことやと思われまへんが、時刻も時刻だすよって、一応主人公の安否を聞いてみたら思いますけれど、どないなもんでっしゃろ」 検事はパイプを口から離して、静かに云った。
— 海野十三 『蠅男』 青空文庫
「今日のような社会形態に於ては、すべて偉大な作家や芸術家は本質的に反順応主義者である筈だ」(一三六)。
— 戸坂潤 『読書法』 青空文庫
一応主観的な精神(生)と考えられた体験は、自己を客観的な精神(生)として客観化す。
— 戸坂潤 『辞典』 青空文庫
以上は日本主義また大勢順応主義ともいうべき世論についての僕の陳腐なまた極めて大ざっぱな意見である。
— 津田左右吉 『陳言套語』 青空文庫
二代の主人に仕へて、少しも厭な顏もせず、不自然な態度も示さなかつた、徹底的な順應主義者といふ意味でせう。
— 弱い浪人 『錢形平次捕物控』 青空文庫