唐行き
からゆき
名詞
標準
karayuki-san
文例 · 用例
」「ああ」「どうしてだ」「ゆきたくないからゆきません」 かれの声はつっけんどんであった、母は悲しそうな目でかれを見やったなりなにもいわなかった、千三は夜具の中に首をつっこんでから心の中で母にあやまった。
— 佐藤紅緑 『ああ玉杯に花うけて』 青空文庫
「やっぱり島だ」「うん、島だ」「四方が海だ」「島だからゆきどころがなくなって死んだのだ」「ぼくらもだめかなあ」 ぼうぜんと立ちつくす三人をはげまして、富士男は洞穴を出て、もとのぶなの木の下にきて地をほり、ていねいに白骨を埋葬した。
— 佐藤紅緑 『少年連盟』 青空文庫
茅ヶ崎の木村沖右衛門のところから二回出たが、雇い船頭で横太流し、二回目は東京からゆきつけの船頭を連れて行ってこがしたくらいだ。
— 三遊亭金馬 『江戸前の釣り』 青空文庫
仰云る通り気をせかずにすっかり直してからゆきます、月曜日はどうだろう、今のところ自信がないけれども。
— 一九三八年(昭和十三年) 『獄中への手紙』 青空文庫
「胃が痛みまして」と夜具の中からゆきをが答えた、「いままでつるに押えていてもらいましたの」 銕太郎は小間使を見た。
— 山本周五郎 『薊』 青空文庫
夕刻試写室で「からゆきさん」の試写あり、見物する。
— 昭和十二年 『古川ロッパ昭和日記』 青空文庫
作例 · 標準
資料館では、明治時代に東南アジアへ渡った唐行きの人々の苦難の歴史を展示していた。
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彼女の祖母は、若い頃に唐行きを経験したと語っていた。
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「唐行き」という言葉は、当時の貧困や社会状況を反映している。
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