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潰裂

かいれつ
名詞
1
標準
文例 · 用例
あれだけに育つた木々だから、何とかしたらば繁茂をつゞけられるのだらうが、二十世紀的、資本的、ドシ/\バタ/\的に無遠慮に採鑛精煉の事業をやられては、自然も破壞|潰裂させられるのを如何ともし難い。
幸田露伴 華嚴瀧 青空文庫
「なぜ校長先生がこの学校をでるのですか」「栄転ですか、免官ですか」「先生がぼくらをすてるんですか」「先生を追いだすやつがあるんですか」 小さな声大きな声、バスとバリトンの差はあれども声々は熱狂にふるえていた、実際それは若き純粋な血と涙が一度に潰裂した至情の洪水であった。
佐藤紅緑 ああ玉杯に花うけて 青空文庫
もしことやぶるれば町長の不名誉、助役の涜職、そうして同志会の潰裂になる。
佐藤紅緑 ああ玉杯に花うけて 青空文庫
ぶち抜きをやるくらゐの足はかなりひどく病勢の進んだ足で、勿論潰瘍や潰裂はないが(潰瘍や潰裂があればぶち抜く必要がない)完全に麻痺してをり、また汗も膏も出ないで常に鈍重な感じがし、夏などは発汗がないから焼けた空気が足の中に一ぱいつまつてゐるやうな感じで実際堪へられないのである。
北條民雄 癩院記録 青空文庫
而して彼はその幕府が天子の勅命を奉ぜず、また勅命を待たずして仮条約に調印するを聞くや、いよいよ積日の怒腸、一時に潰裂し、朝廷に向って後醍醐帝の北条氏を謀り給いたる遺策を献ぜり。
徳富蘇峰 吉田松陰 青空文庫