小鹿
こじか
名詞
標準
fawn
文例 · 用例
汝らが食うべき獣蓄は是なり即ち牛、羊、山羊、牡鹿、羚羊、小鹿、、麈、※、など。
— 太宰治 『正義と微笑』 青空文庫
根尾から大字小鹿、松田、下大須、上大須を過ぎ、明神山から屏風山を越えて、はじめて越前へ出るのであるが、そのあいだに上り下りの難所の多いことは言うまでもない。
— 岡本綺堂 『くろん坊』 青空文庫
平林たい子氏、角田喜久雄氏、高田義一郎氏、橋本五郎氏、谷君之介氏、荒木十三郎氏、持田敏氏、宇野春氏、夢野久作氏、小鹿進氏等の諸氏に就いても、一応言及すべきですが、これは甲賀三郎氏が、その「新進作家評」に於て、大方論ずると思いますので、ここでは特にはぶくことにします。
— 国枝史郎 『探偵文壇鳥瞰』 青空文庫
そして、ホールの人人のサッと裂け開いた中へ流れ込むと、時を移さず急調子に鳴りひびいたバンドに合せ、踊り撥ねる小鹿の群れのような新鮮な姿態で踊りつづけた。
— 横光利一 『罌粟の中』 青空文庫
冴えた日光が黒い洋装の襟飾のレースに射し、千鶴子の小鹿に似た顎を浮き出しているのを、矢代は、あるあきらめめいた秋の日の和らぎのままに美しく眺めた。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
斯くて神無月の五日の暮方に庭に散り敷く楢の葉を物踏みならして聞こえければ、女院世を厭ふ処に何者の問ひ来るぞ、あれ見よや、忍ぶべきものならば急ぎ忍ばんとて見せらるるに、小鹿の通るにてぞありける。
— 平野萬里 『晶子鑑賞』 青空文庫
伸子の身体がまるで小鹿のように弾み出して、両肱を水平に上げ、その拳を両耳の根につけて、それを左右に揺ぶりながら、喜悦に恍惚となった瞳で、彼女は宙になんという文字を書いていたことであろう。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
香ばしき山々の上にかかりて、鹿のごとく、小鹿のごとくあれ――と。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
作例 · 標準
母鹿の後を追って、白い斑点のある小鹿が草原を跳ねていく。
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道路を横切ろうとしている小鹿を見つけ、慌ててブレーキを踏んだ。
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「見て、あそこに生まれたばかりのような小さな小鹿がいるよ!」
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