御健勝
ごけんしょう
名詞
標準
文例 · 用例
益々御健勝の段慶賀の至りに存じます。
— 太宰治 『虚構の春』 青空文庫
其の後御無沙汰いたして居りますが、御健勝ですか。
— 太宰治 『虚構の春』 青空文庫
いつもながら御健勝に渡らせられまして、廓内の者一統悦ばしき儀にござります。
— 幽霊を買った退屈男 『旗本退屈男 第十話』 青空文庫
いつもながら御健勝に渡らせられまして、恐悦に存じまする……」「おお、土佐侯でござったか。
— 三河に現れた退屈男 『旗本退屈男 第五話』 青空文庫
御健勝の御|容子を拝しまして何よりも……」 石黒氏の父親は、かう言つて茸のやうな忰の頭をまた押へつけた。
— 大正六(一九一七)年 『茶話』 青空文庫
「五月氏か、御健勝で」 新三郎はその声を耳にすると共に、ばったり倒れて死んでしまった。
— 田中貢太郎 『八人みさきの話』 青空文庫
今もって御健勝の由慶福のことである。
— 岸田劉生 『新古細句銀座通』 青空文庫
用というのを早く申せ」 それへ手をついた玄心斎、雪のような白髪の頭を低めて、「殿には、いつに変わらず御健勝の体を拝し……」「挨拶などいらぬ。
— 日光の巻 『丹下左膳』 青空文庫