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耳嚢

じのう
名詞
1
標準
otocyst
文例 · 用例
」「いんにゃの、恐しゅう歯がうずいて、きりきり鑿で抉るようじゃ、と苦しむ者があるによって、私がまじのうて進じょうと、浜へ※の針掘りに出たらばよ、猟師どもの風説を聞かっしゃれ。
泉鏡花 悪獣篇 青空文庫
療養所はこの狭い高原地の、もっとも高燥な場所を占めていたが、考えていたよりも建築も儼としており、明るい環境も荒い感じのうちに、厳粛の気を湛えており、気分のよさに、均平もしばらく立ち止まって四辺を見廻していた。
徳田秋声 縮図 青空文庫
ものさびしいうちに一種の興味を感じつつもその愉快な感じのうちには、何となしはかなく悲しく、わが生の煙にひとしき何もかも夢という思念が、潮と漲ぎりくるを感ずるのである。
伊藤左千夫 紅黄録 青空文庫
これは昔大極殿で舞った舞いを大黒天の好む舞いとし、大黒柱を祭って宮中を鼠が荒さぬようまじのうたと見える。
鼠に関する民俗と信念 十二支考 青空文庫
何と申し上げてよいやら……いずれお眼もじのうえ……。
夢野久作 東京人の堕落時代 青空文庫
小藤次が、牧の行方を知らん時には――」「肌さえ許せば、御自身、御存じのうても、誰方か、からか、聞いてくれましょう」 と、深雪が、いった。
直木三十五 南国太平記 青空文庫
あとはおめもじのうえにて」と書いてある。
近松秋江 黒髪 青空文庫
洋海の諸舟、およびその舟子はみななんじのうちにありてなんじの貿易を経営せんと欲す。
徳富蘇峰 将来の日本 青空文庫
作例 · 標準
昆虫の耳嚢は、音を感じ取るための重要な器官だ。
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この種の魚の耳嚢は、平衡感覚を司る働きをしている。
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研究者は、耳嚢の構造を詳しく調べることで、生物の進化の過程を解明しようとしている。
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ウィキペディア

耳嚢(みみぶくろ)は、江戸時代中期から後期にかけての旗本で、勘定奉行・南町奉行も務めた根岸鎮衛が、佐渡奉行時代(1784-87)に筆を起こし、没する前年の文化11年(1814)まで、約30年にわたり書きためた全10巻の雑話集。

出典: 耳嚢 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0