生活用
せいかつよう
名詞
標準
文例 · 用例
人類の祖先が海から陸上へあがってからこっち何十万年はたっているが、その長い間の陸上生活に、かの平衡器官は退化してしまって、海中生活用の平衡器としてはもう役に立たなくなっているんだ。
— 海野十三 『海底都市』 青空文庫
「これは何が入っているんですか」 と、僕がたずねると、彼らは答えて、行って帰るまでの生活用具が入っていること、決してあやしげなるものははいっていないことを説明した。
— 海野十三 『海底都市』 青空文庫
少なくともモダーン・ガールの洋服は労働服としてではなくて、主に消費生活用の服として評価されねばならぬ。
— 戸坂潤 『思想と風俗』 青空文庫
消費生活用でも近代消費生活は裾さばきの安全な洋服を要求するのは勿論だからだ。
— 戸坂潤 『思想と風俗』 青空文庫
然しながら小さいながらも、之だけの知識のあるに依り日々生活を営んで行くことが出来るのであつて、此の生活用に足りるだけの知識は全く先祖代々からの経験と、自分一個の経験とを基として獲た所である。
— 丘浅次郎 『芸術としての哲学』 青空文庫
この氷冠上の観測所では、毎日莫大な量の雪をとかして、生活用水にしている。
— 中谷宇吉郎 『エスキモーの国から』 青空文庫
種々の生活用品を偽造し混ぜ物処理をする全く天才的な方法がこの国に入ってきて、その結果として市場の至る所に見せかけのものが存在し、あまりにも巧に作られているので経験の最もある裁判官さえも識別できないほどである。
— A TREATISE ON ADULTERATIONS OF FOOD, AND CULINARY POISONS 『食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)』 青空文庫
これに飲み水と質素な生活用品とを、供給する位はいたって容易なる準備であるのだが、それをすら今はまだ企てようとする人がないのである。
— 柳田国男 『雪国の春』 青空文庫