七重
ななえ
名詞名詞-の形容詞
標準
sevenfold
文例 · 用例
「おぢいさんが人癲癇を起こした」と云つてSが笑出したが、兎も角も榛名行は中止、その代りつい近所だと云ふ七重の瀧へ行つて見ることにした。
— 寺田寅彦 『伊香保』 青空文庫
七重の瀧の茶店で「燒饅頭」と貼札したものを試みに注文したら、丸いパンのやうなものに味噌※を塗つたものであつた。
— 寺田寅彦 『伊香保』 青空文庫
中尊寺〔一〕七重の舎利の小塔に、 蓋なすや緑の燐光。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 一百篇』 青空文庫
青丹よし寧楽の都は咲く花の にほふがごとくいま盛りなり奈良七重七堂伽藍八重ざくら 前の和歌は当時を詠んだ古歌であります。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
なお、寸志おしるしだけにても、御送り申そうかと考えましたが、これ又、かえって失礼に当りはせぬか、心にかかり、いまは、訥吃、蹌踉、七重の膝を八重に折り曲げての平あやまり、他日、つぐない、内心、固く期して居ります。
— 太宰治 『虚構の春』 青空文庫
彈き葉のあさみどりなる、内|紅く紫くろき、層厚く七重八重なる、葉牡丹は大いにうれし。
— 北原白秋 『白南風』 青空文庫
弾き葉のあさみどりなる、内|紅く紫くろき、層厚く七重八重なる、葉牡丹は大いにうれし。
— 北原白秋 『白南風』 青空文庫
天守閣は、外部から見ると五層であるが、内部は七重か八重になっている。
— 菊池寛 『大阪夏之陣』 青空文庫
作例 · 標準
その物語は、七重の展開を経て、ついにクライマックスを迎えた。
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彼は、七重の苦難を乗り越え、ついに目標を達成した。
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その衣装は、何枚もの生地が重ねられ、七重に仕立てられていた。
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