息の根を止める
いきのねをとめる
表現動詞-一段
標準
to kill
文例 · 用例
「これで突けば可いのです」「…………」「さては貴方はこんな女に未だ未練が有つて、息の根を止めるのが惜くてゐらつしやるので御座いますね。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
ここで息の根を止めるやうな一矢を報いることは、私の残虐な興味から愉快でしたが、――「友達と」と言つた言葉で直ぐに私は照子のやうなその友達のグループを連想すると、何となくさうしてしまふことが惜しまれて、――と、芝居に行つて見たくなりました。
— 牧野信一 『愚かな朝の話』 青空文庫
ですから、貴方の不具な部分をもってせずには、誰一人博士に、自殺の証跡を残して、息の根を止めることは不可能だったのですよ」「すると、敷物の波は何のためだい」熊城が横合から訊ねた。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
そなたの腕なら、舞台から笄を投げても、三斎めの息の根を止めることは出来ようが、それでは、望みの十分の一を、達したとも申されぬ。
— 三上於菟吉 『雪之丞変化』 青空文庫
ところで、その徹底的――いいか徹底的だぞ、徹底的に息の根を止めるには、われわれが出馬しないと、どうしても駄目なんだ。
— 海野十三 『暗号音盤事件』 青空文庫
今度こそ逃がさず追い詰めて、息の根を止めるでございましょう」 狂信者の群を見廻したが、「向こうへ逃げて行くあの男こそ、我々にとっては無二の敵、教法を妨げる法敵でござる。
— 国枝史郎 『前記天満焼』 青空文庫
またしても、最近(二十三年七月二十日)たまたま実施されることになった「事業者団体法」は実に協会の息の根を止めるような形になって現われて来た。
— 嶋中雄作 『日本出版協会論』 青空文庫
私はもう一息で小鳥の息の根を止めるところだった。
— ギィ・ドゥ・モオパッサン Guy de Maupassant 『狂人日記』 青空文庫
作例 · 標準
強盗は抵抗した店員の息の根を止めた。
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あの革新的な技術は、旧来の産業の息の根を止めるほどの衝撃を与えた。
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度重なる規制強化が、零細企業の息の根を止めかねない。
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度重なる予算削減は、その研究プロジェクトの息の根を止めてしまった。
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