正派
せいは
名詞
標準
文例 · 用例
かく僕が蒲原氏の序を切望したるは、僕の詩を以て蒲原氏の新しき正派を自任したからです。
— 萩原朔太郎 『蒲原有明に帰れ』 青空文庫
左膳に破流別動の兆あるに反し、軍之助は一刀流正派のながれを守るものとして先師の鑑識にかない入婿して月輪を名乗っているのだが、剛柔兼備、よく微塵流の長を伝えて、年配とともに磐石のごとくいま北国を圧する一大剣士であった。
— 乾雲坤竜の巻 『丹下左膳』 青空文庫
プレハーノフの女弟子、ソヴェト同盟のマルクス主義機械論的修正派の最も有名な代表者アクセリロードは、「トルストイの創作を批評するのにもスピノザの哲学を分析する際にも、彼女は永久不変の道徳法から出発している。
— 宮本百合子 『婦人作家は何故道徳家か? そして何故男の美が描けぬか?』 青空文庫
ブハーリンの修正派的見解に対する批評。
— 一九三〇年(昭和五年) 『日記』 青空文庫
彼はその弾性ある独創的な理解力によって、夙にヘーゲルの哲学に私淑し、ここからマルクス主義の哲学的正統が唯物弁証法になければならない事を確実に見て取り、ベルンシュタイン等のマルクス主義修正派に対抗して唯物弁証法の展開を促進し、かくて今日のソヴェート哲学への第一歩を固めたのである。
— 戸坂潤 『現代哲学講話』 青空文庫
就中ベルンシュタイン(E. Bernstein)の率いるマルクス修正派が有力になって来た時(一八九〇年)、彼は何が真正の正統マルクス主義であるかを示すことに於て絶大な理論的功績を示した。
— 戸坂潤 『辞典』 青空文庫
修正派が当時の現実の経済並びに社会状勢を理由としてマルクス主義を補正すべきであると説いたに対して、プレハーノフは之等自称批判者達の非弁証法的思惟方法が何等マルクス主義の補正ではなくてその歪曲に過ぎないものであるとして一蹴した。
— 戸坂潤 『辞典』 青空文庫
中正派と称せらるる政治上の一派は、まったくそれから出てきたものである。
— LES MISERABLES 『レ・ミゼラブル』 青空文庫