椎の木
しいのき異読 シイノキ
名詞
標準
any beech tree of genus Castanopsis
文例 · 用例
ただ向う側の割竹を並べた垣の上に鬱蒼と茂って路地の上に蔽いかぶさっている椎の木らしいものだけが昔のままのように見える。
— 寺田寅彦 『子規自筆の根岸地図』 青空文庫
家なども随分と古い、柱が残らず椎の木だ。
— 伊藤左千夫 『野菊の墓』 青空文庫
(雜誌・椎の木所載・室生犀星君の心境的推移について・參照)それは最近出版された彼の詩集『故郷圖繪集』を見た時、最も明白に直感された。
— 萩原朔太郎 『室生犀星君の飛躍』 青空文庫
溪ぎわの大きな椎の木の下に立って遠い街道の孤独の電燈を眺めた。
— 梶井基次郎 『闇の絵巻』 青空文庫
溪沿いに大きな椎の木がある。
— 梶井基次郎 『闇の絵巻』 青空文庫
そこは喬い欅や樫や椎の木にまじつて椋の木や櫻の木などが鬱蒼と溪から山腹を覆つてゐた。
— 梶井基次郎 『闇への書』 青空文庫
風が吹くと椎の木から去年の葉が留度なく散り飛んでいます。
— "Not till the sun excludes you, do I exclude you; 『●「或る女」巻頭のホイットマンの詩』 青空文庫
」「……だって、椎の木婆さんが、糸車を廻す処ですもの、小豆洗ともいうんですわ。
— 泉鏡花 『古狢』 青空文庫
作例 · 標準
公園の片隅に大きな椎の木が立っていた。
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昔はこの椎の木で道具を作っていたそうだ。
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山道を歩いていると、鬱蒼とした椎の木の森に迷い込んだ。
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