独善的
どくぜんてき
形容動詞
標準
self-righteous
文例 · 用例
たいへん独善的に聞こえるかもしれませんが、そんな気はなく、運命にできるだけ従順にしていたいと思うと、わたし進んで物をいったりしたりするのが恐ろしいと思います。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
作家、評論家などの間に比較的この技術上の関心がひろがって行かないのは、それらの人々が自分たちの職業的な習慣のなかで独善的であるというよりは、仮名づかいという純技術上の問題以前の問題により深い関心を求められているからだろうと思う。
— 宮本百合子 『今日の文章』 青空文庫
漱石やその後のある時期まで、作家の社会性の弱さは、むしろ彼等の芸術家的自尊心、文化、文学の独善的な価値評価に現れていた。
— 宮本百合子 『「大人の文学」論の現実性』 青空文庫
花めうが匂ふ、それはあまりに独善的な。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
夜は寒山詩を読む、彼の信念はよく解る、共鳴するけれど、彼の独善的態度には賛じがたい、私は彼の詩のやうな句は作りたくない。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
あの痩せ衰え骸骨のようになったロシアの子供等が、往来に――恐らくこれも飢から――斃死した駄馬の周囲に蒼蠅のように群がって、我勝ちに屍肉を奪い合っている写真を見たら、恐らく一目で、反感の鬼や独善的な冷淡さは、影を潜めて仕舞うだろう。
— 宮本百合子 『アワァビット』 青空文庫
ファッシズム文化の特色である独善的な民族主義の立場から、筆者は「中国人の平気さにはあきれる」などというが、さすがに、時々はそこから「抵抗のない、無限の抵抗を感ずるのだ。
— 宮本百合子 『文芸時評』 青空文庫
もっとも僕は通じなくたって悲しんでやしないがね」という独善的な結論をかためるためにくっついて行ったのではなかったことは、分明なのである。
— 宮本百合子 『一九三四年度におけるブルジョア文学の動向』 青空文庫
作例 · 標準
彼は独善的なやり方でプロジェクトを進めようとし、衝突が絶えなかった。
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独善的な思考は、時に誤った判断を導く原因となる。
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あの政治家は、いつも独善的な発言ばかりしているな。
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