幻辞.com

駒留め

こまとめ
名詞
1
標準
文例 · 用例
駒止橋の獣肉店に近い路地のなかに、金次の家のあることを探しあてて、半七は格子の外から二、三度声をかけたが、中では返事をする者もなかった。
石燈籠 半七捕物帳 青空文庫
駒止橋の近所で錺屋の増さんと訊くと、すぐに知れた。
金の蝋燭 半七捕物帳 青空文庫
せめて道端に胸壁でもあって、それが壊れていれば墜落個所の見当はつくのだが、この道は人の通らない自動車専用の道路だから、そのような胸壁や駒止めも、白塗のスマートな奴が処々装飾的に組まれてあるだけで、とんと頼りにならない。
大阪圭吉 白妖 青空文庫
彼は本郷や日本橋よりも寧ろ寂しい本所を――回向院を、駒止め橋を、横網を、割り下水を、榛の木馬場を、お竹倉の大溝を愛した。
――或精神的風景画―― 大導寺信輔の半生 青空文庫
百本|杭の角で、駒止橋の前にあって、後には二洲楼とよばれ、さびれてしまったが、その当時は格式も高く、柳橋の亀清よりきこえていたのだ。
長谷川時雨 明治座今昔 青空文庫
両国橋の木造だつた頃には駒止め橋もこの辺に残つてゐた。
芥川龍之介 本所両国 青空文庫
両国橋の木造だった頃には駒止橋もこの辺に残っていた。
芥川龍之介 本所両国 青空文庫
「占めしめ、万事こう来なくっちゃならねえ、駒止橋の獣肉茶屋で一杯飲んで、帰りがけにももんじいやへ寄って、狐を一舟|括らせて、これから巣鴨の化物屋敷へ乗り込むなんぞは、我ながら凄いもんだ」 何か嬉しくてたまらないことがあるらしく、しきりに独言を言い言い歩きます。
安房の国の巻 大菩薩峠 青空文庫