蒐
蒐
名詞
標準
文例 · 用例
釣魚とか、ゴルフとか、美術品の蒐集などという趣味娯楽は、私の全く知らないところである。
— 萩原朔太郎 『秋と漫歩』 青空文庫
富士登山家として、富士に関する図画典籍の大蒐集家として、君は疑いもなく第一人者であった。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
その時君は、貴重なる蒐集品を救いだすため、火宅へ取って返したまま、永久に不帰の人となったそうだ。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
ロオマ一ばんの貝殻蒐集家として知られていた。
— 太宰治 『古典風』 青空文庫
一方、豆本熱は病こうこうに入って、蒐集した長篇講談はぼくの背を越しました。
— 太宰治 『虚構の春』 青空文庫
私はそういう変形した鋏穴の「標本」を電気局で蒐集して、何かの機会に車掌達の参考に見せるのもいいかもしれないと思う。
— 寺田寅彦 『雑記(1)』 青空文庫
彼の誇大妄想狂の原因は彼の蒐集した書物にあるから、これを焼き捨てなければいけないというので大勢の役人達が大きな書物をかかえて搬び出す場面がある。
— 寺田寅彦 『雑記帳より(2)』 青空文庫
この点において骨董趣味はまたいわゆる蒐集趣味と共有な点がある。
— 寺田寅彦 『科学上の骨董趣味と温故知新』 青空文庫