本講
ほんこう
名詞
標準
文例 · 用例
さりながら本講演はむしろ大体の経過を本流において探るを目的とし、支流または分流に探究の舟を乗り入るる場合は甚だ少ないのである。
— 内村鑑三 『ヨブ記講演』 青空文庫
それはとにかく、以上のような経歴をもつ一私人が「文学」と「科学」とを対立させてながめる時に浮かんでくるいろいろな感想をここに有りのままに記録して本講座の読者にささげるということは、全く無意味のわざでもあるまいと考えたので、編集者の勧誘に甘えてここにつたない筆を執ることにした次第である。
— 寺田寅彦 『科学と文学』 青空文庫
しかし、そういう僻説を少しも修飾することなしにそのままに記録するということが、かえって賢明なる本講座の読者にとってはまた特殊の興味があるかと思うので、なんら他を顧慮することなくして、年来の所見をきわめて露骨に、しかも無秩序に羅列したまでである。
— 寺田寅彦 『科学と文学』 青空文庫
芭蕉の俳諧に現われた恋の句については小宮豊隆君が本講座において周到な研究を発表されている。
— 寺田寅彦 『俳諧の本質的概論』 青空文庫
生きた標本講義の参考に。
— 夢野久作 『ドグラ・マグラ』 青空文庫
だが、余り古い時代のことを、此処でぐずぐずと述べるのも本講座の目的では無いと思うから、私は、本講座に必要な限りに於て、ずっと近代に接近している江戸時代の通俗的読物の類から考察を進めよう。
— 直木三十五 『大衆文芸作法』 青空文庫
本講座はこの鍵を提供せんとするものである。
— 野呂栄太郎 『『日本資本主義発達史講座』趣意書』 青空文庫
かかる緊切なる当面の要求に応じて生まれた本講座は、歴史的事実の単なる羅列、説明をもって能事おわれりとするものではない。
— 野呂栄太郎 『『日本資本主義発達史講座』趣意書』 青空文庫