知らぬ顔の半兵衛
しらぬかおのはんべえ
表現名詞
標準
feigned ignorance
文例 · 用例
後から考えてみると、数回この山に登った奴が全然知らぬ道理はない、きっとこの雨の中を汲みに遣られては堪らぬと、自分等も咽の渇くのを我慢して、焚火に噛り着いていたいため、知らぬ顔の半兵衛を極め込んでいたものと見える。
— 押川春浪 『本州横断 癇癪徒歩旅行』 青空文庫
そうなれば知らぬ顔の半兵衛さんだ。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
日本人の伝統が、かりに現実を超越したものだとしたって、西洋から這入って来たものが超越したものじゃないなら、僕らは知らぬ顔の半兵衛出来ますかね。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
知らぬ顔の半兵衛とね。
— 坂口安吾 『現代忍術伝』 青空文庫
ほらね、知らぬ顔の半兵衛の白河半平、アッハッハ」 ひとりで、喜んで、笑っている。
— 坂口安吾 『現代忍術伝』 青空文庫
まさしく知らぬ顔の半兵衛であった。
— 坂口安吾 『現代忍術伝』 青空文庫
すべて、これ、知らぬ顔の半兵衛ですよ。
— 坂口安吾 『現代忍術伝』 青空文庫
しかし我々に防ぎようもない暴力的な侵略がはじまったら、これはもう無抵抗、無関心、お気に召すまま、知らぬ顔の半兵衛にかぎる。
— 野坂中尉と中西伍長 『安吾巷談』 青空文庫
作例 · 標準
彼はいつも、知らぬ顔の半兵衛を決め込むのが得意だ。
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そんな知らぬ顔の半兵衛で通じると思っているのか。
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「知らぬ顔の半兵衛」でごまかそうとしても、無駄だ。
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知らぬ顔の半兵衛(しらぬかおのはんべえ)は、何も知らない振りを装って物事に取り合わぬことを意味する慣用句。「知らぬ顔の半兵衛を決め込む」のような表現で使われる。