久安
きゅうあん
名詞
標準
Kyūan era (1145.7.22-1151.1.26)
文例 · 用例
豊海橋より一石橋に至るの水路の中、南西に岐れて霊岸島と亀島町との間に去るものは、新亀島橋亀島橋及び高橋の下を下りて本澪に入り、兜町地先にて岐れて南西に去るものは、兜橋海運橋久安橋その他諸橋の下を過ぎて京橋川に合す。
— 幸田露伴 『水の東京』 青空文庫
ことにこの戊辰の久安四年には、禁裏に火の災いがあった。
— 岡本綺堂 『玉藻の前』 青空文庫
久安百首はこの時代の産物で、男には俊成がある。
— 岡本綺堂 『玉藻の前』 青空文庫
それにひきかえて、久安四年から仁平二年――この足かけ五年のあいだに、自分の身の上はどう変わったか。
— 岡本綺堂 『玉藻の前』 青空文庫
久安百首にも選まれたほどの人びとが、これほどのことを詠み煩ろうては後の世の聞こえもあろうぞ」 女たちは今ここへはいって来た人にむかって、その星のような眼を一度にあつめた。
— 岡本綺堂 『玉藻の前』 青空文庫
そして死は永久安息を私たちに与えてくれるのではありますまいか。
— 倉田百三 『青春の息の痕』 青空文庫
「永久安穏はあるまいぞよ!
— 国枝史郎 『八ヶ嶽の魔神』 青空文庫
「永久安穏はあるまいぞよ」 ゾッと葉之助は悪寒を感じ、それと同時に心の中へ不安の念がムラムラと湧いた。
— 国枝史郎 『八ヶ嶽の魔神』 青空文庫
作例 · 標準
久安の末年に書かれたとされるその写本には、当時の世相が詳しく記されている。
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「久安から仁安にかけて、政治の中心は徐々に武士へと移っていったんだ」
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歴史の教科書を開きながら、彼は久安年間の出来事を年表にまとめていた。
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