驕慢
きょうまん
名詞形容動詞
標準
arrogance
文例 · 用例
たとえ相手の乗客が不正行為をあえてしたという証拠らしいものがよほどまでに具備していたにしても、人の弱点を捕えて勝ち誇ったような驕慢な獰悪な態度は醜い厭な感じしか傍観している私には与えなかった。
— 寺田寅彦 『雑記(1)』 青空文庫
私はこのホイットマンの言葉を驕慢な言葉とは思わない。
— 有島武郎 『想片』 青空文庫
」「そりや女の驕慢な根性に對する自然の制裁さ。
— 三島霜川 『青い顏』 青空文庫
若いころの驕慢の翼は、ただ意味も無くはばたいてみたいものです。
— 太宰治 『新ハムレット』 青空文庫
さっき臣下の前では、わしは、他の理由で君の大学行きを止めましたが、いや、たしかに、あの時申した事も重要な理由でしたが、それよりも、わしには、君のいまの驕慢の翼が心配だったのです。
— 太宰治 『新ハムレット』 青空文庫
私の心にもなき驕慢の擬態もまた、射手への便宜を思っての振舞いであろう。
— 太宰治 『虚構の春』 青空文庫
彼女の驕慢も早く洛邑に響いた稀世の学者荘子には一目置いて居た。
— 岡本かの子 『荘子』 青空文庫
さういふ自分を天才視するほどの驕慢も自尊も今の私にはさらさら無くなつて了うた。
— 北原白秋 『雀の卵』 青空文庫