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暑寒

しょかん
名詞
1
標準
文例 · 用例
そうしてその出来事を想いだす時にはその暑寒の感覚はもう単なる概念的の抜殻になってしまっているようである。
寺田寅彦 青空文庫
それも一日や二日のことではなく、一年、二年、三年、雨風をいとわず、暑寒を嫌わず、彼はいかなる日でもかならずこの渡し場にその痩せた姿をあらわすのであった。
岡本綺堂 青蛙堂鬼談 青空文庫
生死なく、暑寒なく、煩悩なしである。
田山録弥 谷合の碧い空 青空文庫
しかしそは生死なく暑寒なく煩悩なしを言ふことではない。
田山録弥 谷合の碧い空 青空文庫
又、生も可なり死も可なり暑寒煩悩も亦可なりと言ふことでもない。
田山録弥 谷合の碧い空 青空文庫
唯考へなければならないことは、生死暑寒煩悩といふことは、実は、生命をめぐる方則であつて、それが我々人間の総てゞはないといふことである。
田山録弥 谷合の碧い空 青空文庫
自分こそ親類じゅうの爪弾き、大の不実者、人間の屑のように言われているのを棚にあげ――アアこうなることとわかっていたら、ふだんからもうすこし不義理をつつしみ、年始暑寒にも顔を出して、あちこち敷居を低くしておけばよかったと、いま気がついても後のまつり。
乾雲坤竜の巻 丹下左膳 青空文庫
一月年玉分    五十銭七月盆 礼    五十銭試験       七十銭月謝       三十銭年暮       玉子折年玉       五十銭外に暑寒 なんと安価なものではないか。
蕎麦屋の利久 旧聞日本橋 青空文庫